2026年度 手帳
2026 CALENDAR 壁掛け/卓上/日めくり
NETFLIXシリーズ イクサガミ 11月13日配信スタート
ブックサンタ2025 あなたが選んだ本を、サンタクロースが全国の子どもたちに届けます。※様々な事情で困難な状況にある子どもたち 募集期間 9月23日〜12月25日

オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実

在庫状況:品切れのため入荷お知らせにご登録下さい
お金の改革論

講談社学術文庫 2245
A tract on monetary reform.

講談社
ジョン・メーナード・ケインズ 山形浩生 

価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2014年07月
判型
文庫
ISBN
9784062922456

入荷お知らせ希望に登録

欲しいものリストに追加する

インフレは投資家に対し不公正で、デフレは借り手に不公正――。第一次大戦後に書かれたケインズの代表作をわかりやすい訳で紹介。

内容情報
[BOOKデータベースより]

インフレは不公正であり、デフレは不適切である。インフレは貯蓄のマイナスをもたらし、デフレは労働と事業の貧窮を意味する―。第一次世界大戦後、世界中で起きた急激な物価の水準変動に対し、ケインズは何を考えたか。物価安定か、為替レート安定か、金本位制をいかにとらえるか…。『一般理論』『貨幣論』とならぶ代表作を、明快な新訳で読む。

第1章 お金の価値変動が社会に与える影響(お金の価値変化による分配への影響;お金の価値変化による生産への影響)
第2章 公共財政とお金の価値変化(課税手段としてのインフレ;通貨下落vs資本課税)
第3章 お金の理論と為替レートの理論(貨幣数量説;購買力平価の理論;季節変動;外国為替における先物市場)
第4章 通貨政策の目標比較(平価切り下げvsデフレ;物価安定vs為替レート安定;金本位制への復帰)
第5章 将来的なお金の管理についての建設的提言(イギリス;アメリカ;その他諸国)

[日販商品データベースより]

インフレは投資家に対し不公正で、デフレは借り手に不公正。
ケインズの代表作を、わかりやすい訳で読む!

第一次世界大戦後、世界中で起きた急激な物価水準変動に対し、ケインズは何を考えたか。
物価安定か、為替の安定か。金本位制をどうとらえるか。
「邪悪な現実」と格闘するケインズの思考が、ここにはのこされている。

[本書の価値とぼくたちにとっての意義―訳者から]
 まず本書で重要なのは、インフレとデフレの相対的な被害についての明示だろう。1990年代からの20年以上にわたり、日本経済はデフレに苦しんできた。2013年に日本銀行が黒田東彦総裁の指揮下で2パーセントのインフレ目標政策をはっきり採用し、そのために大規模緩和(黒田総裁は「量的・質的金融緩和(QQE)」と呼んでいるが、あまり名称としては普及していない)を行ったことで、執筆時点ではようやくデフレの時代が終わりつつあるようだ。だが、デフレが有害だという認識が浸透するにはあまりに時間がかかりすぎた。デフレは物価が安くなるんだからいいものなんだ、という「よいデフレ」論を、高名な経済学者を含む多くの「有識者」なる人々が言いつのっていた。本書に書かれた認識―デフレは生産者に負担を与え、生産活動を控えさせ、人々を失業に追いやり、喜ぶのは既得権益を持った金持ちばかり―がもっと浸透していれば。
 ここは重要なポイントだ。インフレやデフレは、実体経済に影響を与える。そして本書は、その仕組みについても簡潔に指摘している。お金の市場の状況が実体経済に影響を与え、持続的な失業を引き起こすこともある―これはケインズ『一般理論』の肝だ。本書は『一般理論』ほどきちんと定式化してはいないものの、それにつながる明確な認識がすでにある。
(中略)
 むろん、本書は管理通貨制度の夜明けに書かれたものだし、現在の中央銀行や金融当局ははるかに高度な理論もあり、考えるべき内容もきわめて多い。だがこの基本的な知見は、未だにかわらないものであるはずだ。
 もちろん、もっと歴史的な文書として本書を読むこともできる。金本位制や、いわば「強い通貨」を主張する人々の変な議論は、現在でもいろんなところで見かけるものだ。それを見て、人間の進歩のなさを嘆く/おもしろがることもできる。さらに本書は、ケインズの一、二を争う名言が出てくる本でもある。「長期的には、われわれみんな死んでいる」というもの。経済学者は目先の問題―たとえば失業に対して、長期的にはそれが解決される、と言いたがる。できることは何もないとか、「自然に」任せるべきだとも言う。でも手をこまねいてそんなものを待つだけでは、経済学者も金融当局も存在価値がない。いまできることを考え、実行しよう!

この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。

ケインズ雇用と利子とお金の一般理論

ケインズ雇用と利子とお金の一般理論

ジョン・メーナード・ケインズ  山形浩生 

価格:1,650円(本体1,500円+税)

【2011年11月発売】

雇用、利子、お金の一般理論

雇用、利子、お金の一般理論

ジョン・メーナード・ケインズ  山形浩生 

価格:1,650円(本体1,500円+税)

【2012年03月発売】

ヴェーバーとともに40年

ヴェーバーとともに40年

折原浩 

価格:3,630円(本体3,300円+税)

【1996年06月発売】

ゲームの理論と経済行動 3

ゲームの理論と経済行動 3

ジョン・フォン・ノイマン  オスカー・モルゲンシュテルン  銀林浩 

価格:1,870円(本体1,700円+税)

【2009年07月発売】

ゲームの理論と経済行動 2

ゲームの理論と経済行動 2

ジョン・フォン・ノイマン  オスカー・モルゲンシュテルン  銀林浩 

価格:1,760円(本体1,600円+税)

【2009年06月発売】



ユーザーレビュー

この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。

レビューを評価するにはログインが必要です。

この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

レビューを書く

本好きのためのオンライン書店

Honya Club.comへようこそ

Honya Club.comは日本出版販売株式会社が運営している
インターネット書店です。ご利用ガイドはこちら

  • サイトで注文&書店受け取り送料無料
  • 宅配なら2,000円以上で送料無料!
  • 予約も取り寄せも業界屈指の在庫量
  • 外出先でも検索や購入がカンタン!
新規会員登録   初めての方はこちら

ブックサンタ2025 あなたが選んだ本を、サンタクロースが全国の子どもたちに届けます。※様々な事情で困難な状況にある子どもたち 募集期間 9月23日〜12月25日

出版業界資料

最近チェックした商品
  • 魔女推理

    魔女推理

    三田誠 

    価格:737円(本体670円+税)

    【2023年09月発売】

  • いつもそばに犬がいた

    いつもそばに犬がいた

    ゲアリ・ポールセン  はらるい  上矢津 

    価格:1,430円(本体1,300円+税)

    【2006年07月発売】

  • オビとタネ

    オビとタネ

    ひだのかな代 

    価格:1,100円(本体1,000円+税)

    【2015年08月発売】

  • 1位

    火花

    火花

    又吉直樹 

    価格:1,320円(本体1,200円+税)

    【2015年03月発売】

  • Honya Clubカード
    • Honya Club とは
      Honya Clubはお得な「本のポイントサービス」です。ご入会いただいたお客様には特典が盛りだくさん!お近くのHonyaClub加盟書店でご入会、ご利用いただけます。
      Honya Club加盟書店は店舗一覧にてご確認ください。Honya Club加盟店アイコンのマークが目印です。
      HonyaClub会員規約
      個人情報の取扱いに関する規程
      ※上記は加盟書店店頭で使用できるHonyaClubカードの規約です。

    • Honya Club 公式アカウント facebookファンページ Twitterアカウント LINE@アカウント