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[BOOKデータベースより]
白いセーターの女の子が、ぼくの前に立ち、「カエルのオムレツのちゅうしゃですよ。」といいながら、何かを取り出しました。とんでもない。それは、ちゅうしゃなんかではありません。ピストルなのです。「このたまをうてば、あなたのゆめが、かなえられるのよ。」かくじつに頭をねらっていました。ゆめのピストルでダダーンとうつと、新しく、ふしぎな世界が開けます。
[日販商品データベースより]バオバブ・ブックス編集長のマチムラユキオは、ある日ゆめの人間「モドコ」になってしまい、夢を売る仕事をする。しかし喜ぶのは大人ばかり、子どもは一向に喰いつかない。果たしてユキオは元の世界に戻れるのか…。
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チョコレート戦争が面白く、同じ絵だと手に取ったのですが、作者の寺村さんも私が好きな作家さんの一人で読む気がアップしました。
妻子ある男性が主役。大人が主人公なんて珍しいなと思ってしまいましたが、ぼくは王さまシリーズの主人公王さまも大人…か(笑)。
モドコになった主人公が子供たちに夢を見させようと奮闘しますが…。
いくらでもおこづかいをくれる銀行等のアイディアは私もいい!と感じてしまいましたが、なかなかそう単純なものでなく大人が怪しむからと子供の利用者がいなかったり、親が子供にたくさん借りてこい!と言ってとりあげたり、けっこう現実的なお話でした。
子供たちの言う夢が親の夢(期待)だったり、作者の皮肉を感じ、現在親となった私はドキリとしてしまいました。(みちんさんさん 30代・愛知県 女の子3歳、女の子1歳)
【情報提供・絵本ナビ】