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[BOOKデータベースより]
ポスト世阿弥時代に「天下第一の上手」と称えられた能作者、金春禅竹(一四〇五〜七〇前後)。“芭蕉・杜若・定家”など、独特の深みを持つ能作品を生み出した一方、質・量ともに世阿弥に匹敵する、難解な能楽論を残したことで知られる。本書は、禅竹の身体論や世界観を、荒ぶる神と仏が織りなす宗教思想のダイナミズムの中から明らかにし、円や釼のイメージで示される能楽論を精緻に読み解く。能楽研究・思想史研究に新たな地平を切り拓く一書。
1 猿楽の芸能神としての翁と荒神(猿楽と翁/荒神信仰;荒神の縁起と祭祀;室町期南都における荒神;『明宿集』の世界と荒神)
[日販商品データベースより]2 円満井座の伝承と禅竹の信仰の諸相(円満井座の舎利について;円満井座の御影について;猿楽起源説の周辺と律宗)
3 「六輪一露」という表象(世阿弥から禅竹へ―禅の問題を中心に;円相と利釼;六輪一露説における志玉加注とその構造;六輪一露説と一心三観;禅竹能楽論における「一露」と華厳寺;禅竹能楽論における「一露」と胎生学;『六輪一露之記』志玉注相当部分)
能作者・金春禅竹の身体論や世界観を、荒ぶる神と仏が織りなす宗教思想のダイナミズムの中から明らかにし、円や釼のイメージで示される能楽論を精緻に読み解く。能楽研究・思想史研究に新たな地平を切り拓く書。