[BOOKデータベースより]
日本の「内」と「外」とをめぐる思考は、どのように交差し変容してきたのか。他の地域との交流を通して育まれた「日本」の自己像と、外側にひろがる世界への意識の変遷を考察する。
1 「内」と「外」の思想史(「辺土」を抱きしめて;小さな「中心」への希求とその後)
2 「日本」という自意識(海を渡った人びと;「日本」の自画像;西洋人のみた日本)
3 異化と同化のはざまから(教養としての中国―規範の鑑と蔑視の対象の間で;西洋崇拝とアジア主義;アジアの脱植民地かと帝国日本―タゴール・ブームと野口米次郎;多民族国家日本)
古典を読む(新井白石『読史余論』;会沢正志斎『新論』;和辻哲郎『風土』)
日本における思想の営みは、つねに列島を越えた地域との関わりの中で育まれている。様々な交流の実態を検証しつつ、そこで形成された自己像の展開と、「日本」の外側にひろがる世界への意識の変遷について考察する。
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