[BOOKデータベースより]
両国は回向院の裏あたりに住んでいた著者は昭和20年3月10日の東京大空襲を六歳のとき体験した。一晩で10万人が焼け死んだという大空襲の惨事は70年近くがたった今、記憶も薄れつつあるが、数少なくなった生存者の一人として改めて書き残しておきたいと著者は言う。江戸から続く被災の歴史、戦前のサラリーマン一家の暮し、相撲と花火の下町文化など、失われた両国を回想。地図研究家でもある著者がさまざまな地図・図版40葉で東京大空襲と地方都市の空襲などを再現。
1 戦前の暮しと父の出征
2 東京大空襲
3 記憶の中の深川と浅草
4 戦時下の地図
5 空襲焼失図をつくる
6 復興のネットワーク
昭和20年の東京大空襲を6歳の時体験した著者が、江戸から続く被災の歴史、戦前のサラリーマン一家の暮し、下町文化など、失われた両国を回想。地図・図版40葉で東京大空襲と地方都市の空襲などを再現する。
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六歳の誕生日に両国で東京大空襲を経験し、からくも生きのびた著者が、一夜にして十万人が死んだといわれる惨劇はどのようにして起こったのかを当時の地図を元に回想する。戦前の懐かしい下町文化( 相撲、花火など)の資料を元に大空襲の前と後とで町がどの様に様変わりしていったかを合わせ記す。当時の実体験と長じて地図の専門家となった知識とがあったからこそ書きえた貴重な本。