スピノザと表現の問題 新装版

叢書・ウニベルシタス　３２１
Ｓｐｉｎｏｚａ　ｅｔ　ｌｅ　ｐｒｏｂｌｅ｀ｍｅ　ｄｅ　ｌ’ｅｘｐｒｅｓｓｉｏｎ．

法政大学出版局
ジル・ドゥルーズ　工藤喜作　小柴康子　小谷晴勇　

• 価格: 5,500円（本体5,000円＋税）
• 発行年月: 2014年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784588099786

内容情報

[BOOKデータベースより]

表現の役割と重要性
第１部　実体の三つ組（数的区別と実在的区別；表現としての属性；属性と神の名称；絶対者；力）
第２部　平行論と内在性（平行論における表現；二つの力と神の観念；表現と観念；非十全性；デカルトとスピノザ）
第３部　有限様態について（様態の本質、無限から有限への移行；様態の存在；身体は何をなしうるか；三つの秩序と悪の問題；倫理的世界観；共通概念；第三種の認識に向かって；福）
スピノザにおける表現の理論（哲学における表現主義）

[日販商品データベースより]

スピノザの体系の起源と形成および理解のために、存在論的かつ認識論的な射程をもつ〈表現〉という概念の重要性に注目し、これを徹底的に追及することによって、その力動的な本質を明らかにする。スピノザを静的と見なす従来の解釈を逆転させ、現代のスピノザ・ルネサンスをリードした革新的研究。