[BOOKデータベースより]
儀礼にやどる創造力の源泉は、どのように捉えられてきたか。創造の場としての儀礼空間が有するシステムを解明しつつ、近代における伝統美の変容と再編を検証する。
1 儀礼と創造―美・芸術から儀礼の場へ
2 生成の形態(儀礼という場―法会を中心に;物語りの儀礼から劇へ―語りの声と人称、あるいは物語のパフォーマティブ;建築と景観の統合―中世顕密主義のコスモロジーと両界曼茶羅;秘儀としての注釈)
3 継承と再編(ひとつの継承と再編そして創造のかたち―御籤と天道;「礼」と型;吟詠の空間―詩とうた;「日本美」から「東洋美」へ?―継承と再編の軌跡)
古典を読む(世阿弥『風姿花伝』;夏目漱石『私の個人主義』;柳田國男『遠野物語』)
日本の伝統的芸術の多くは、何らかの儀礼と結びつくことで生み出されてきた。儀礼空間とそのシステムを解明しつつ、育まれてきた伝統美が、近代以降にもたらされた価値意識のもとに再編されてゆく過程を検証する。
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