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「おすすめ縄文・弥生時代の本」レビューコメント
ひとえに縄文時代といっても、1万年というとても長い時代をいう。
その長い期間の中での変遷や、地域による違いなどを写真付きで解説しています。
戦争がなかったと言われていて、一見平和な時代を生きていたのであろうと錯覚してしまいそうになりますが、平均寿命が30歳という短さ。
やはりそんなに生易しい環境ではなかったことを、土偶を通して教えてもくれる一冊です。(ニョロニョロ/女性/20代)
[BOOKデータベースより]
土偶って何だろう?土偶の姿はあまりにも多様。国宝に指定された素晴らしい造形の土偶があるかと思えば、粗末な作りでバラバラに壊れ破片となったものもたくさんある。縄文人は何のために土偶を作り、どのように用いていたのだろうか。
第1章 縄文土偶の世界(土偶を大胆に分類してみる;土偶の分布と変遷を追う;縄文一万年を通して変わらない特徴―短い腕と十字形;土偶は繁栄の象徴―日本海側の回廊・太平洋側の回廊;超抽象土偶のいろいろ)
[日販商品データベースより]第2章 土偶とは何か(女神像・祖先神像・玩具像;中部高地の女神「縄文のビーナス」;モデル土偶とコピー土偶;小さなムラの女神たち;個人が大切にした土偶たち;壊れて発見される土偶たち;人間らしい土偶たち)
第3章 土偶の謎(なぜ女神像が土で作られたのか;なぜ土偶には小さな孔があいているのか;なぜ土偶は大型化・大量化したのか;なぜ土偶には刺突文が多いのか;なぜ土偶に入れ墨が入っているのか;仮面の女神と最後のシャーマン)
付録
縄文土偶とは何か。土偶はなぜ作られ、どんな種類があるのか。その奥深い世界を、写真・図版を用いて丁寧に解説する。口絵カラー写真では全国の主要土偶を網羅。土偶をとおして縄文人の精神世界に迫る。