[BOOKデータベースより]
新課程の教科書がみちびく歴史認識とは。「共に生きる力」を要請する社会と、呼応して変わりゆく歴史教科書。今、その可能性を問う。
第1章 二〇〇八‐〇九年の学習指導要領改訂がもたらしたもの(二〇一〇年代の教科書の刷新;「沖縄戦」の描かれ方 ほか)
第2章 歴史教科書問題の論点の推移(「台湾出兵と琉球領有」の記述の変遷;一九五〇年代の歴史教科書問題 ほか)
第3章 リスクとしての歴史教科書問題(「沖縄戦」記述の発端;二〇〇七年の社会的議論の帰結 ほか)
第4章 共生社会におけるナショナルヒストリーの位置(学校教育への「共に生きる力」の登場;教育資源としての共生概念 ほか)
第5章 歴史の社会的な成り立ちを理解するための資源(歴史叙述の枠組みの対象化;沖縄史に関する教育的知識の展開)
新課程の教科書がみちびく歴史認識とは。「共に生きる力」を要請する社会と、呼応して変わりゆく歴史教科書。今、その可能性を問う。
多くの人にとって、歴史を学ぶ入り口となる教科書。その記述には独特の枠組みがあり、歴史認識をめぐる社会的葛藤の原因にもなる。1950年代以来の教科書問題の論点と教科書内容の変遷をたどることで、国家・国民を単位とした歴史の語り口の特徴と限界を解き明かす。共生の概念を資源とした新たな教育のあり方を理解するために。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ことばの借用
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2015年02月発売】
- 歴史教育の比較史
-
価格:4,950円(本体4,500円+税)
【2020年12月発売】
- 日韓対照研究によるハとガと無助詞
-
価格:8,580円(本体7,800円+税)
【2016年05月発売】
- 武智鉄二伝統と前衛
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2012年01月発売】
- 聞いておぼえる関西(大阪)弁入門 新訂版
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2006年12月発売】
新課程の教科書がみちびく歴史認識とは。「共に生きる力」を要請する社会と、呼応して変わりゆく歴史教科書。今、その可能性を問う。 新課程の教科書がみちびく歴史認識とは。「共に生きる力」を要請する社会と、呼応して変わりゆく歴史教科書。今、その可能性を問う。