- 私の「本の世界」
-
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2013年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480095206
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[BOOKデータベースより]
高校時代以来六十余年、精神科医となってからも、著者の傍らにはいつもヴァレリーの書があった。コレクション最終巻では、数々の書評や、読書をめぐる達意のエッセイに加え、精神科医としての深い読みから生まれた独自のヴァレリー論を収録する。著者にとってヴァレリーはいつも危機の中にあった。最初の危機は若き日、にわかに拡大した知的視界を前にして陥った「自己同一性拡散」である。自己の底に無限の力を感じるが、現実の前では無に等しいという感覚。そして嵐の夜に経験した超覚醒状態…。「ジェノアの危機」と言われるこの深刻な事態を、著者は自己支配のパラドックスという視点で読み解いていく。
1 ヴァレリーについて(ポール・ヴァレリーと青年期危機;船と海とヴァレリー ほか)
2 書評(書評の書評;ソーレル『人間の手の物語』 ほか)
3 本と仕事の周辺(バリント『治療論からみた退行―基底欠損の精神分析』あとがき;レンベルガー『無意識の発見―力動精神医学発達史』あとがき ほか)
5 読書アンケートに応えて(「翻訳の世界」翻訳書選者としてのコメント;「みすず」読書アンケート)