[BOOKデータベースより]
僕は不運のあとの光明をゆっくりと探しているんだ―。突然の死から1年、初の書籍化。『家族ゲーム』『失楽園』など数々の話題作で知られる映画監督・森田芳光の、知られざるエッセイ・小説を発掘。生い立ち、女、酒、街、そして盟友・松田優作への思い―。映像の語り部が文章で表現した人生の機微。
第1章 うまく行ったときこそ恐ろしく、しくじっているときこそ奇妙な光明がある。(流れる「都市」のように;心のかたち―『失楽園』 ほか)
第2章 子供の頃、夏休みの宿題を七月中に終わらせないと、遊びに行けなかった。(マケない煙草;煙草のパッケージ ほか)
第3章 ドラマが自分に起ころうとしている。そんな時、今日の約束が心に響く。(一方通行の約束;約束とは心にとめておくものである ほか)
第4章 ここは、イメージの治外法権区域だ。(あるバーの出来事;ある都市生活者の欠点 ほか)
第5章 そう、東京駅から一時間が勝負だ。(渋谷;山手線一周旅 ほか)
デビュー以来、第一線の映画監督であり続けた森田芳光。だが彼が味わい深いエッセイや小説の書き手であったことを知る人は少ない。生い立ち、女、酒、そして盟友・松田優作への思い…。死して1年、初の書籍化。
デビュー以来、第一線の映画監督であり続けた森田芳光。だが彼が味わい深いエッセイや小説の書き手であったことを知る人は少ない。生い立ち、女、酒、そして盟友・松田優作への思い――。死して1年、初の書籍化。