- 都市は何によってできているのか
-
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2012年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784904855157
[BOOKデータベースより]
本書に描かれているのは、大都会をさまよう現代人の孤独で悲しい姿である。テーマ自体は極めて内省的で、厭世的と言ってもよいのに、ユーモラスでスピード感のある文章が、作品を軽快に読ませてくれる。著者は登場人物たちの悩みを解決してやることはできない。
[日販商品データベースより]本作は深い内省と探求から生まれた8つの短編で構成されていますが、それらは、独立した物語でありながら、同時に1つの長編小説のようにつながり合い、互いに共鳴し合っているのです。
【全部読まねば「都市」が見つからない。パク・ソンウォンワールドの八篇のストーリー】
この作品には短編集『キャンピングカーに乗ってウランバートルまで』と『都市は何によってできているのか』の小説が同名2作目まで収録されており、「キャンピングカー」にでてくる「僕」が「都市は-2」にも登場するという、ユニークな構成になっています。二つとも違う背景の作品ではありますが、「僕」が家族を通して追求していた幸せの理想は「何」なのかが淡々と語られ、遊牧民のような「放浪生活」をし続けていく「僕」の話は私たちの話でもあるような気がします。軽いタッチで書かれたパク・ソンウォンワールドの「放浪」をお楽しみください。
姉と僕は誕生日が数日しか違わない。そんな姉を姉とよんでいいのかどうか、僕は昔から何とも判断が付きかねている。早い話が僕は父の隠し子だ。それも本妻と同じ時期に妊娠させたというから、その手際の良さには舌を巻く。父はたぶん当時から遊牧民気質を持っていたのだろう。
-「キャンピングカーに乗ってウランバートルまで」から
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