耳を葬る

ホ・ヒョンマン詩選集
新しい韓国の文学　０９

クオン 地方・小出版流通センター
許炯萬　吉川凪　

• 価格: 2,420円（本体2,200円＋税）
• 発行年月: 2013年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784904855201

内容情報

[BOOKデータベースより]

全羅道の海と山、そして母の姿。郷土詩人の穏やかな抒情。

陰（爪；耳を葬る　ほか）
温かな懐かしさ（妻；梨畑を過ぎつつ　ほか）
陰という言葉（楽器）
トノサマバッタには武器がない（トノサマバッタには武器がない；川　ほか）
雨の止み間（立春；空咳　ほか）
魂の眼（泰安寺にて；スピード　ほか）
エッセイ（母の陰、恩寵の陰）

[日販商品データベースより]

韓国ドラマや映画好きの人におすすめの詩集!

情の世界が故郷の風景と一緒に唄として聞こえてくる。詩人は自分の故郷である全羅道の匂い、風、色、人々を韓国郷土詩人許炯萬(ホ・ヒョンマン)の暖かいポエムとポエジーの世界がリズム感たっぷりでうたわれています。



【「愛について」（抜粋）】

愛とは思いの分量である。

波打つけれど溢れない思いの海。光り輝く思いの山脈。悲しい時は限りなく深くなる思いの井戸。幸福な時は花びらのように戦慄する思いの木。

愛とはからっぽの魂を満たすものである。今日も夕暮れの窓辺に座り明けの明星を待つ人よ。明星が輝けば静かに夢見る人よ。