- 東歌・防人歌
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2012年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784305706225
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[BOOKデータベースより]
恋愛感情を主とし集団に向けて詠われた東歌、九州沿岸の警備に赴く兵士とその家族が詠んだ防人歌。『万葉集』に残る、東国に生きた人々の声を聞く。
東歌(なつそびく海上潟の;葛飾の真間の浦まを;筑波嶺の新桑繭の;筑波嶺に雪かも降らる ほか)
[日販商品データベースより]防人歌(わが妻はいたく恋ひらし;大君のみことかしこみ;八十国は難波に集ひ;真木柱ほめて造れる ほか)
うたの森に、ようこそ。
柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の、東歌・防人歌です。
恋愛感情を主とし集団に向けて詠われた東歌、
九州沿岸の警備に赴く兵士とその家族が詠んだ防人歌。
『万葉集』に残る、東国に生きた人々の声を聞く。
東歌・防人歌 あずまうた・さきもりうた
『万葉集』の東歌・防人歌の舞台は現在の関東の諸県と長野県、静岡県を含んでいる。律令制下の東国へは二つの大きな官道(東海道・東山道)が通っていた。歌は道に沿っている。人々の歌好きは都人を驚嘆させていた。都人が失いかけていた人々の生活の中からの歌声があったのだ。東歌は衆に向かって楽しい。一方、九州辺境の防衛を担った防人達の歌は、同じ東国の出身者でありながら家郷の父母や妻・恋人に心を向けている。個の直裁な訴えが、現在今に届いてくる。時代を越えて心に響く歌々を東国の人々が放っていた。