- 福島の子どもたちからの手紙
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ほうしゃのうっていつなくなるの?
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2012年02月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784023310346
[BOOKデータベースより]
「3.11」と東京電力福島第一原発事故で、子どもたちのくらしは大きく変わりました。福島から避難した子ども、とどまっている子ども、56人の心の訴え―。
避難した子どもたち
ストーリー1 プレゼントはお父さんとおばあちゃん
被災地以外の子どもたちからの応援の手紙
福島にとどまる子どもたち
ストーリー2 がんばって忘れようとしています
福島第一原発事故で起きたこと
オジサンは本気でたたかう(山本太郎)
3・11と東京電力福島第一原発事故で、子どもたちの暮らしは大きく変わった。放射能との暮らしを余儀なくされた福島の子どもたちの絵や作文を紹介。避難した子ども、とどまっている子ども、56人の心の訴え。

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「日本列島 本の旅」レビューコメント
聞いてあげてくださいおねがいします(柏の森/男性/60代以上)























チェルノブイリの子どもたちの絵や気持ちが描かれた『いきていたい』という絵本があります。
その『いきていたい』を福島原発事故後読んだ私は、チェルノブイリから何も学んでこなかったことを悔しく思い、それまで無関心であったことを恥じました。
そしてこの『福島の子どもたちからの手紙』です。同じ日本国内で今まだ起こり続けている出来事でもあり、何もできない歯がゆさ、無念さ、子どもたちの思い、子どもを見守る親の気持ちなど、いろいろなことをこの本を読むたびに思い、何度開いても涙で字がにじむのです。
表紙にも「何さいまで生きられますか?」「僕は大人になれますか?」とあり一つひとつの言葉が胸をつきます。
「わたしの夢は去年と全くちがいます」の言葉を読んだ時にはこんなことを思いました。
子どもが生まれた時、まだ育ちゆく時に、大人である私たちは子どもの無限の可能性、その今後の命の長さを思うものです。
放射能という目に見えないものに、自分の存在を脅かされる、子どもたちがそのような状況におかれること、そんなことは本来あってはならないことです。
自分の子どもたちだげなく、福島の子どもたちのこと、被災地の子どもたちに思いを馳せることを私たち大人は忘れてはいけないし、何かできることをし続けていなかくてはいけないのだと思います。
こんなことを書いている私も何ができているかと問われればとても心もとないのですが、自分にできること、福島の子どもたちへの支援を細く長くでも続けていきたいと思いました。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】