オスマン帝国と立憲政

青年トルコ革命における政治、宗教、共同体

名古屋大学出版会
藤波伸嘉　

• 価格: 7,260円（本体6,600円＋税）
• 発行年月: 2011年12月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784815806835

内容情報

[BOOKデータベースより]

個人に基礎をおく憲法体制と民族的宗教的少数集団の権利主張、共和主義と共同体主義、公と私とが鋭く対立する中での国民統合という、今なお解きがたい問題に果敢に挑戦したオスマン立憲政のアクチュアルな試みを跡づけ、近現代の世界史像に修正をせまる力作。

序論　オスマン帝国と立憲政―課題と方法
第１章　組織、制度、思潮
第２章　一九〇八年総選挙から「立憲的改革期」へ
第３章　「特権」と「平等」
第４章　正教会と立憲政
第５章　危機的な一年―一九一二年総選挙からバルカン戦争へ
第６章　バルカン戦争後の変容
結論

[日販商品データベースより]

共和主義と共同体主義、公と私とが鋭く対立する中での国民統合といった、今なお解きがたい問題に果敢に挑戦したオスマン立憲政。そのアクチュアルな試みを跡づけ、近現代の世界史像に修正をせまる力作。