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[BOOKデータベースより]
神への信仰が自明だった宗教の時代から、ひとつの選択肢にすぎなくなる世俗の時代へ。こうした歴史認識の前提となっている西洋社会だが、「西方キリスト教」世界の世俗と宗教のあり方も実際は多様で、様々な内的葛藤をはらんでいる。その内実を、政教構造の分析を中心に、「ヨーロッパの東」による相対化も交え明らかにしていく。宗教と政治、教育、戦争と平和、実践と所属、生と死など、多角的なテーマの切り口にも注目。コラム、各国現状を比較した資料付き。
第1部 総論 世俗の時代のヨーロッパにおける政教関係の構造と変容(近世―宗教改革から領域主権国家の確立と王権の強化まで(一六世紀〜一八世紀);近代―世俗的世界観の覇権の時代(一九世紀〜二〇世紀前半);現代―宗教的なものの回帰と再構成(二〇世紀後半以降))
[日販商品データベースより]第2部 各論 世俗的ヨーロッパにおける宗教的なものの輪郭(政教関係の自明性を揺さぶる;教育のなかの宗教を問う;宗教が対立と和解に関与するとき;宗教を信仰・実践・所属に分節化する;多様な生と(不)死の時代に)
資料編
近世から現代にいたる時期のヨーロッパにおける世俗と宗教の関係を、政教関係の構造的変容を中心として、総合的かつ多角的に論じる。
神への信仰が自明だった宗教の時代から、ひとつの選択肢にすぎなくなる世俗の時代へ。こうした歴史認識の前提となっている西洋社会だが、「西方キリスト教」世界の世俗と宗教のあり方も実際は多様で様々な内的葛藤をはらんでいる。その内実を「ヨーロッパの東」による相対化も交え明らかにしていく。各国現状を比較した資料付き。