- おまえさん 上
-
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2011年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062770729
[BOOKデータベースより]
痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第3作。
[日販商品データベースより]『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ新作
痒み止めの新薬「王疹膏(おうしんこう)」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。
(目次)
「おまえさん」(一〜十八)
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。

ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
ほんらぶキャンペーン
-
「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【癒しの1冊】 ぐだぐだの色恋沙汰に巻き込まれて、参ってしまったことがある。自覚症状はなかったものの(それが問題)、傍から見てるとずいぶんヤバかったようだ。「おまえさん」を読んだのはちょうどその頃。「すきですきでたまらないおとこを慕って一緒に地獄に落ちていこうとするおんな」の話。読んで追体験するうちに、ぼろぼろと泣けてきた。「とてもすきな人がいて、その人のためなら何を失っても構わない。」本気でそう思ったおんなに、とても共感した。「あたしだけじゃないんだ」、なあんてね。少しほっとした。ずいぶん、痛い思いをし
-
HonyaClub.comアンケート
-
「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
平四郎と弓之介シリーズの最新作、期待を裏切らない傑作だ!(ming/女性/20代)
-
寅吉
-
宮部みゆきの時代物シリーズ最新刊
「ぼんくら」「日暮らし」に続く、宮部みゆきの最新刊。
今回も八丁堀同心井筒平四郎、その甥で、天才美少年弓之助、煮売り屋のお徳、岡っ引きの政五郎親分と、いつものメンバーが大活躍です。
今回の事件は大店の主人が殺された、というもので、そこに関係があるのかないのかわからないようないくつもの事件がからみ、話はどんどんふくらんでいきます。
時代物だけではなく、ミステリー、SFと、様々なジャンルを書かれる作者ですが、個人的には時代物が一番好きで、中でもこのシリーズは一番面白い。
登場人物は、皆毎日を懸命に生きている江戸の庶民で、心底からの悪人などいないのに悲しい事件が起きる。
人間の哀しさ、切なさが描かれていて心に迫ります。
上下巻、かなりの厚さですが、一気に読めますので、一度に買うことをお勧めします。