[BOOKデータベースより]
就活批判、中高年叩き、欧米礼賛―安易な議論と税金バラ撒きの末に“絶望期”がやってくる。人事の現場を知り尽くしたエキスパートが警告。
序章 企業だけが得をする若年雇用が始まる
第1章 超大手企業ばかり見るから間違える(「超大手企業」はホンの一部に過ぎない;「フリーターは正社員になれない」というウソ ほか)
第2章 にわか雇用論者たちを信じるな(採用の後ろ倒しで、内定率は3割下がる;もうこれ以上、採用活動は早期化しない ほか)
第3章 なぜ行政は失策を重ねるのか(「識者が騒げば予算が増える」という行政のカラクリ;「既卒3年=新卒扱い」で、またも税金バラ撒き ほか)
第4章 問題の本丸に迫る!(非正規=若者という大きな誤解;「高卒かわいそう」論のホント ほか)
第5章 教育・雇用の一体改革案(就活が消えたら、大学に何が残るのか;「企業と大学に大金をバラ撒く」から「学生重視の政策」へ ほか)
対談 日本型雇用がダメなのか、大学生がダメなのか―超・就職氷河期の真実
若者の本当の敵は誰か。就活批判、中高年叩き、欧米礼賛。安易な議論と税金バラ撒きの末に“絶望期”がやってくる…。人事の現場を知り尽くしたエキスパートが警鐘を鳴らす1冊。城繁幸との対談も掲載。
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日本の就職制度といえば、新卒時の一括採用がまだまだ一般的であり、雇用政策を論じる人々からは批判的な制度です。しかし、若者の平均失業率が20%である欧米では日本のこの新卒一括採用制度は、社会的弱者に良い制度として評価されているのです。欧米型雇用慣行である、解雇規制緩和や職務給化をとなえる人々を、著者は「人事の現場を知らない素人論者」と一蹴しつつ、客観的な数値データと、様々な就職・転職活動の事例とともに、論理的な「日本の就職制度、人事制度」のあり方を提唱します。ちなみに著者はドラマ化された転職エージェント漫画