[BOOKデータベースより]
日本、朝鮮(韓国)、中国。たび重なる戦争、併合と侵略、抵抗と抗日、独立と解放―近代東アジア百年の苦難の歴史を追い、今日につながるナショナリズムの根っこを確認する。
序章 ナショナリズムをめぐる問い
第1章 「国体」の創造―日本(1)
第2章 開国前夜から日韓併合まで―朝鮮(1)
第3章 日清戦争の衝撃と近代国家形成―中国(1)
第4章 「脱亜」から帝国主義へ―日本(2)
第5章 抵抗と妥協―朝鮮(2)
第6章 侵略と抗日―中国(2)
終章 東アジアのナショナリズムの相克―あとがきとして
本書の目的は,今日も日本・韓国・中国の間で発現するナショナリズムの対立の根はどこにあるのかを,近代の歴史に沿ってその内面から理解することにある.ナショナリズムとは国民的自尊心の表現であり,その根拠はナショナル・アイデンティティ(集団としての国民の存在を価値づけるもの)であると著者はいう.三国それぞれのナショナル・アイデンティティの発現の形と他者の歴史認識を確認し,自己のナショナリズムの根拠を東アジア地域の相互関係の中で理解することをめざす.
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