漂流被災者

「人間復興」のための提言

河出書房新社
山中茂樹　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2011年07月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784309245584

内容情報

[BOOKデータベースより]

真の「復興」とは何か？震災で絆を絶たれ、全国をさ迷い始めた被災者の悲劇をくい止めよ。政府の押し付け政策による、都市・街の復興ではなく、人間の「暮らし」が主役の復興を。

第１章　漂流が始まる―阪神・淡路大震災の事例（分散した住人；「戻りたいが、戻れない」県外避難者たち　ほか）
第２章　今、何が起きているのか―東日本大震災、その後（東日本大震災と阪神・淡路大震災の違い；警戒区域による避難がもたらすもの　ほか）
第３章　今、求められる復興政策とは（住民自身が考え、発信し、練り上げる復興を；原発被災者の再起のために「復興士制度」の創設を　ほか）
第４章　これからの「人間復興」のために（首都機能の分散を；「事前復興」という構想を　ほか）

[日販商品データベースより]

帰りたい、でも帰れない。忘れたい、でも忘れられない…。家族、仕事、故郷との絆を絶たれ、さまよい続ける被災者たち。東日本大震災からの「人」の復興を目指した専門家からの緊急提言。