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価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2020年09月発売】
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[BOOKデータベースより]
約一万年前、地球規模の温暖化に伴って、海水が陸地の奥深く浸入する縄文海進が始まった。房総半島南端の館山湾にはサンゴ礁が形成され、鎌倉の鶴岡八幡宮や大仏境内は波打ち際だった。六〇〇〇年前には、現在より二〜三メートル高い位置まで海が広がり、複雑な海岸線をもつ入江には多種多様の貝が生息し、台地上には多くの貝塚がつくられた。本書は、当時の海に生息していた貝の化石と貝塚の貝をもとに、海流や海水温の変化を明らかにし、相模湾・東京湾沿岸の縄文時代の海岸線や古環境を復元する。
1 貝からのメッセージ
[日販商品データベースより]2 相模湾沿岸の海岸線の変遷
3 東京湾沿岸の海岸線の変遷
4 房総半島南端―サンゴ礁が発達する暖かな縄文の海
5 南関東における海進最盛期以後の地殻変動
6 伊勢湾知多半島で明らかになった縄文海進の記録
7 温暖種からみた日本列島沿岸の環境の変化
8 日本列島で明らかになった温暖種の消長
9 ハワイ諸島カウアイ島における完新世の高海面の発見
地球規模の温暖化に伴って始まった縄文海進。本書では、当時生息していた貝の化石と貝塚の貝をもとに、海流や海水温の変化を明らかにし、相模湾・東京湾沿岸の縄文時代の海岸線や古環境を復元する。