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- 吐き気
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ある強烈な感覚の理論と歴史
叢書・ウニベルシタス 943
Ekel.法政大学出版局
ヴィンフリート・メニングハウス 竹峰義和 知野ゆり 由比俊行- 価格
- 9,570円(本体8,700円+税)
- 発行年月
- 2010年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784588009433
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ある強烈な感覚の理論と歴史
叢書・ウニベルシタス 943
Ekel.
法政大学出版局
ヴィンフリート・メニングハウス 竹峰義和 知野ゆり 由比俊行
[BOOKデータベースより]
古典主義美学における「吐き気」と「美」のあいだの交錯関係、カントによる「吐き気」の理論的・実践的位置づけ、初期ロマン主義における「腐敗」の詩学、ボードレール、ローゼンクランツ、ニーチェ、フロイト、カフカ、バタイユ、サルトル、クリステヴァまで“反美学”の系譜を明らかにする。
序章 嘔吐と笑いのはざまで―吐き気の哲学の消尽点
[日販商品データベースより]第1章 美学理論における吐き気というタブーと吐き気の遍在
第2章 厭わしい部位と吐き気を催させる時間―理想美を湛えた身体の構成
第3章 「強烈な生命感覚」と哲学のオルガノン―カントにおける吐き気の判断
第4章 腐敗のポエジー―「美しき吐き気」と「ロマン主義的なもの」の病理学
第5章 吐き気の「否」とニーチェの認識の「悲劇」
第6章 悪臭を発することの精神分析―フロイトにおけるリビドー、吐き気、文化の発展
第7章 吐き気の天使―“硫黄臭い”快の“無垢なる”享受をめぐるカフカの詩学
第8章 聖なる吐き気(バタイユ)と実存のべとつくマーマレード(サルトル)
第9章 アブジェクトな母(クリステヴァ)、“アブジェクト・アート”、吐き気・現実界・真理の収斂
18〜20世紀の美学・哲学・芸術理論における「吐き気」の形象の変遷の歴史を包括的に検証し、西欧近代の「美学=感性論」の可能性の条件を浮かび上がらせた画期的な試み。「反美学」の系譜を明らかにする書。