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やがて、黒いちょうは、その子のむねにとまり、ぴたりと、はねをとじました。かなしいしるしのように―(「黒いちょう」より)。松谷童話の原点となった初期作品集。
[日販商品データベースより]やがて、黒いちょうは、その子のむねにとまり、ぴたりと、羽をとじた。悲しいしるしのように…。「黒いちょう」「赤ちゃんのおへや」「雪」など、松谷童話の原点となった、初期作品を収録したおはなし集。
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松谷みよ子さんの初期作品集ということで手にとりましたが、太平洋戦争に対する思いを深く感じる作品があった他は、心に響くメルヘンの世界でした。
魔法でじょうろに変えられてしまったお姫様という発想は、西洋の物語が日本的にアレンジされてるように思いました。
「黒いちょう」は、絵本でも読みましたが、親思いの少年の悲劇が現実感をもって浮かび上がりました。
中でも「赤ちゃんのおへや」は、妹を欲しがる女の子に、赤ちゃんがどうしてできるかを語りながら、父親が戦争で死んでしまったからもう赤ちゃんはやってこないのだという、生々しい悲しみの共有に胸をしめつけられました。
松谷みよ子作品は、原点にして能弁でした。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】