- 新編普通をだれも教えてくれない
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- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2010年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480092700
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:4)
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ぶーなん
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深み
単なるエッセイじゃなくて、
ときどきふと思い出して
あ、こういうことだったのかなって
考えたくなるような、
思考回路の潤滑油のような文章だ。
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学徒
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ふつうのエッセイ、の深み
20年近く前から筆者が書いてきたものが、再構成されて収録されている。
普通―各駅停車のようにすべての〈いま〉に立ち寄っては、なかなか進まないもどかしさ。
「普通をだれも教えてくれない」というタイトルに、私は言い返す。「〈だれも教えてくれない〉からこそ〈普通〉になるのだ」と。
エッセイでありながら、思索に富む本は、私をまた思考の〈深み〉へ導いてくれた。
[BOOKデータベースより]
「普通」とは、人が生きていく上で本当に拠りどころとなること。ところが今、周りを見渡してみても、そんな「普通」はなかなか見出せない。私たちが暮らす場も大きく変わり、人と人との結ばれ方も違ってきた。自由で快適で安全な暮らし。それが実現しているようでその実、息苦しい。時として私たちは他人を、そして自らを傷つける。一体、「普通」はどこにあるのか?この社会の「いま」と哲学的思考とが切り結ばれる珠玉のエッセイ集。
1 普通をだれも教えてくれない―人生のベーシックス
2 ひとは日付に傷つく―神戸児童虐殺事件と阪神大震災
3 からだが悲鳴をあげている―パニック・ボディ
4 ずっとこのままだったらいい―干上がる私的な空間
5 街が浅くなった―都市の肌理
6 思いがとどくだろうか―ホスピタリティについて