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- 家族と格差の戦後史
-
一九六〇年代日本のリアリティ
青弓社ライブラリー 63
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2010年01月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784787233080
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[BOOKデータベースより]
映画のヒット、当時の社会状況や文化を紹介する書籍の相次ぐ刊行などを受けて「昭和30年代」がブームになり、ノスタルジックな商品・消費はもはや定着したといってもいい。温かな地域コミュニティがあり、貧しいながらも夢や希望にあふれた時代と捉えられている高度経済成長初期は、しかし現実的にはどのような社会状況だったのか。1965年のSSM調査に残る貴重なデータを使い「思い出語り」を剥ぎ取るなかで見えてくる当時の家族の実態や世帯収入、職業、格差の現実を、いくつかの具体的なテーマから照らし出す。戦争の爪痕が残る「昭和30年代」の家族構成や厳しい所得格差を明らかにして当時のリアリティを浮き彫りにする。
はじめに―よみがえる一九六〇年代の家族と生活
[日販商品データベースより]第1章 一九六五年の日本―社会背景と問題の所在
第2章 激変する社会の多様な就業構造
第3章 三丁目の逆光/四丁目の夕闇―性別役割分業家族の布置と貧困層
第4章 転換期における女性の就業
第5章 独身男の肖像
第6章 戦後社会にみる戦争の影響
第7章 社会階層における前近代と近代
「昭和30年代」がブームになり、ノスタルジックな商品・消費はもはや定着したといっていい。しかし、当時の現実はどのような社会状況だったのだろうか。1965年SSM調査の貴重なデータを使って、当時の家族の実態や格差のありようを浮き彫りにする。