法の性別

近代法公私二元論を超えて
Ｔｈｅ　ｓｅｘ　ｏｆ　ｌａｗ．

東京大学出版会
フランシス・エリザベス・オルセン　寺尾美子　

• 価格: 5,280円（本体4,800円＋税）
• 発行年月: 2009年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784130311823

内容情報

[BOOKデータベースより]

１　法の性別（法の性別；家族と市場―公私区分の二元論的理解；アメリカ法の変容とフェミニズム法学）
２　連続講義　近代法公私二元論を超えて（「公私」の区別：法が抱く社会のイメージ―公私二元論批判総論；市場と女性―女性の法的平等と労働保護立法；家族と女性―自由主義的家族法改革の効用と限界；国際人権法と女性―「ＭＥＮ」に女性が含まれるために；性に関する権利、生殖に関する権利、そして性的暴力からの自由）

[日販商品データベースより]

女性を「私的領域」に押し込めてきた近代法的「公私二元論」に対し、現代の法はどんな理論を構築し、新たな社会に適合したものに自身を変えうるか。比較法の視座としてのフェミニズムが、新たな構想を提起する。