- アトムの命題
-
手塚治虫と戦後まんがの主題
角川文庫 15881
- 価格
- 814円(本体740円+税)
- 発行年月
- 2009年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784044191276
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[BOOKデータベースより]
2003年4月7日、アトムが生まれた。そしてその日、世界は戦時下にあった…。記号的表現として決して傷つかないまんがキャラクターを、手塚治虫が実際に血を流す存在として描いた時、戦後まんがは始まった。手塚はなぜまんがの登場人物に、リアルな身体と心を与えたのか、なぜアトムは大人になるのを拒んだのか。戦後から現在に至るまで、まんがに流れる「アトムの命題」を解き明かした画期的な評論。
序章 2003年4月7日アトム誕生の日 その日、世界は「戦時下」にあった。
[日販商品データベースより]第1章 1947年4月1日『新宝島』刊行 映像的手法という神話。
第2章 1930年代手塚治虫以前 まんが記号説はいかにして生まれたか。
第3章 1945年6月『勝利の日まで』脱稿 ミッキーマウスに撃たれた少年。
第4章 1946年1月4日手塚治虫デビュー 占領下のまんがと肉体を持った記号たち。
第5章 1951年4月『アトム大使』連載開始 日米講和と大人になれないアトムたち。
補章1 日米講和と「鉄腕アトム」―手塚治虫は何故「アトム」を武装解除したか
補章2 まんが記号説の成立と戦時下の映画批評―クレショフと手塚治虫をめぐって
アトムはなぜ、大人になれなかったのか?漫画的記号で描かれた登場人物たちは、いつ傷つく身体を手にしたのか?サブカルチャーの起源を戦時下に求めた刺激的な論考。