谷崎潤一郎

境界を超えて

笠間書院
千葉俊二　アンヌ・バヤール・サカイ　

• 価格: 4,180円（本体3,800円＋税）
• 発行年月: 2009年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784305704535

内容情報

[BOOKデータベースより]

危険な作家がもつ毒性＝谷崎文学の魔力にとりつかれた世界各国の１９人による斬新な谷崎論。アカデミックな枠組みを脱し、従来の文学研究がとらわれていたカテゴリー・境界を超えた新たな谷崎像を提示。

文化、メディアの境界（複製技術の時代における「陰翳礼讃」；ジェンダー越境の魅惑とマゾヒズム美学―谷崎初期作品における演劇的・映画的快楽；旧道徳を超えて―「鍵」の今日性；身体創造とユートピア；谷崎潤一郎と写真―抹消と侵犯の欲望の顕示　ほか）
言語、フィクションの境界（『痴人の愛』と外国語のレッスン；谷崎の言語観と『文章読本』における東洋認識；歴史叙述と小説―「盲目物語」をめぐって；作者、筆者、そして叙述行為としてのエクリチュール；谷崎文学におけるフィクションの超越―初期短編小説に関する一考察　ほか）

[日販商品データベースより]

危険な作家がもつ毒性＝谷崎文学の魔力にとりつかれた世界各国の１９人による斬新な谷崎論。アカデミックな枠組みを脱し、従来の文学研究がとらわれていたカテゴリー・境界を超えた新たな谷崎像を提示する。