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[BOOKデータベースより]
地球温暖化問題に対する関心の高まりとともに、その対策の1つとして排出権制度が注目を集めてきている。本書ではまず、排出権市場が株式・債券のような資本市場とは全く異なる極めて人為的に作られた市場であることを前提にして、経済理論の立場から排出権制度を環境税や環境規制などの他の政策手段と比較し、またそれら組み合わせについて検討する。そして明確な制度的枠組み無しに導入することの危険性を説く。
第1章 歴史的背景
第2章 環境政策の基礎
第3章 政策手段の比較
第4章 権利設定の数理
第5章 市場支配力
第6章 時点間の移転
第7章 政策手段の併用