マカーマート ２

中世アラブの語り物
東洋文庫　７８２
Ａｌーｍａｑａａｍａａｔ．

平凡社
ハリーリー　堀内勝　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2009年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784582807820

内容情報

[BOOKデータベースより]

マカーマートとは、説話形式のアラブの散文文学の一ジャンル。本書はその大成者が著した最高傑作。騙しの長老アブー・ザイドの行状記のかたちをとって、騙りを語る言語芸術。

ファルド（相続法）のマカーマ―遺産相続の怪
マグリブのマカーマ―回文芸術への招待
カフカルのマカーマ―回文芸術のさらなる追究、語回文へ
シンジャールのマカーマ―ガラス食器が元凶の裏切り話
ナスィービーンのマカーマ―隠語を用いて客をもてなす
ファーリクのマカーマ―武人の成れの果て・野営地での出来事
ラッイのマカーマ―太守に堂々ともの申す、説教師の心意気
ユーフラテスのマカーマ―書記官と会計官とに船で乗り合わせる
詩に関するマカーマ―詩を息子に剽窃されたと訴えて、連歌で親子対決する
カティーアのマカーマ―一二の謎掛け〔ほか〕

[日販商品データベースより]

マカーマートとは、説話形式のアラブの散文文学の一ジャンル。本書は、その大成者が著した最高傑作。西洋の悪漢小説に比肩される、イスラム世界の騙りを語る作品の本邦初訳。本巻は第１５話から第３３話までを収録。