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- 〈世界〉はそもそもデタラメである
-
Miyadai Shinji on the bridge vol.42ー95
ダ・ヴィンチブックス
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2008年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784840126144
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[BOOKデータベースより]
社会はそもそもマボロシである。マボロシの「社会」からデタラメな「世界」へ。「世界」を、「社会」を、語る映画というアレゴリー。
世界が変われば世界感覚も変わる。終末世界で主人公が絶叫する映画『ドラゴンヘッド』に、日常感覚を終末世界に持ち込む、という想像力の決定的欠如を見出す
[日販商品データベースより]「終わりなき日常」の停滞を抱えた平成の「クソ社会」が、終末を前にした途端に輝き出す、という面倒な事態を捉えた映画『昭和歌謡大全集』の敏感さを見出す
デジタル化によるダウンサイジングが「邦画の欠落」を際立たせるなかで、インディーズ映画『亀虫』『少年歌』に「世界」と「実存」とを見出す
映画『キル・ビル』と、映画『過去のない男』との決定的な違いに、昨今あふれる「頽楽的なレトロ」から、あるべき「本来的なレトロ」への、脱出の突破口を見出す
「世界」の指し示しに成功した映画『IN THIS WORLD』と、「社会」へと閉ざされた映画『アンテナ』『きょうのできごと』との決定的な違いに意味を見出す
自らの限界を知る者同士の入れ替え不能な絆を描く映画『4人の食卓』に、自らの限界を知る者が、不可能と知りつつ不可能な夢を見る営みを見出す
押井守監督のアニメ映画『イノセンス』に、「ヒトではなくモノの入れ替え不能性」ならびに「精神ではなく身体の入れ替え不能性」という逆説的モチーフを見出す
「同じ夕日」を、主人公と、観客とが、それぞれ別様に体験する、という映画特有の表現の成功例を、『殺人の追憶』と『ミスティック・リバー』に見出す
「我ら」とは誰か。我らの「原罪」は贖われるのか。贖罪の可能性と不可能性を描いた映画『パッション』と『CASSHERN』に原罪論の今日的な水脈を見出す
真実を知らずに法螺話に酔う貧しさ。真実を知って法螺話を交わす豊かさ。その差異を映画『世界の中心で、愛をさけぶ』『21グラム』『ビッグ・フィッシュ』に見出す〔ほか〕
マボロシの「社会」から、デタラメな「世界」へ。社会学者・宮台真司が映画を通して、「社会」を、「世界」を縦横無尽に語る。「ダ・ヴィンチ」連載「オン・ザ・ブリッジ」をまとめた、「絶望断念福音映画」の続編。