- 街道をゆく 16 新装版
-
朝日文庫 し1ー72
叡山の諸道
- 価格
- 682円(本体620円+税)
- 発行年月
- 2008年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784022644626
[BOOKデータベースより]
「法華大会」を知人がうけることで、20代のころから見たいと思いつづけてきた、その天台宗の宗教行事を拝見する機会を得る。まず坂本の街並み、赤山禅院、曼殊院門跡と、ほうぼうの登山口を周到にも訪ね直した著者は、“包囲網”を絞るかのように比叡山上へのみちをたどる。半生をかけて理解した最澄や天台の真髄をわかりやすく呈示し、いまなお人を惹きつける叡山の魅力を描く。
最澄
そば
石垣の町
わが立つ杣
日吉の神輿
円仁入唐
赤山明神
泰山府君
曼殊院門跡
数寄の系譜
水景の庭
ギヤマンの茶碗
横川へ
元三大師
タクワンの歴史
お不動さん
回峯行
木〓(けい)
大虐殺
探題
黒谷別所
鬱金色の世界
問答
法眼さん
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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井沢ファン
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興味深く読めた
比叡山の歴史。著者が比叡山で行われる法華大会を見学したいという熱望から始まったのだろう。なぜ今でも叡山が人々に信仰が厚いのかがその法華大会である程度見えてくるのではないかということだろう。比叡山は伝教大師最澄から始まって、教義的に高めたのが円仁で、政治的に南都と同じくらいの宗教的権威を高めたのが元三大師ということが説明されている。平安時代の皇室・貴族階級のよりどころとしての2大宗教である天台宗。民衆まで広げた鎌倉仏教の創始者はほとんどが比叡山出身ということを考えても比叡山の影響は大きいと言わざるを得ない。2大平安宗教のもうひとつ、弘法大師空海が始めた真言宗の方を好んでいたはずの著者が比叡山を好意的に書いた本は意外感があるが、それは真言宗ではなく、空海だけのシンパということなのだろう。