- ヤクーバとライオン 2
-
講談社の翻訳絵本
信頼
Kibwe´.- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2008年07月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784062830164
[BOOKデータベースより]
報復の悪循環を断ち切った「勇気」と「信頼」の物語。
[日販商品データベースより]アフリカで、牛たちの世話をしている青年ヤクーバに、ライオンの群れが近づいてくる。
群れのリーダーは、かつてヤクーバが命を助けたライオン、キブウェだ。ひどい飢饉のため、村の牛を襲いに来たのだ。
ヤクーバとライオンの闘いがはじまるがーー
フランスの作家ティエリー・デデューは、『ヤクーバとライオン1 勇気』で、「ほんとうの勇気」とはなにか問いかけました。
前作で「殺さない」という勇気で結ばれたヤクーバとライオン。
お互いの危機をどのように乗り越えるのかーーノンフィクション作家・柳田邦男が激賞!
卒業式などの節目での読み聞かせや読書感想文にも人気の1冊。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ヤクーバとライオン 1
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2008年03月発売】
- あの森へ
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2004年06月発売】
- だいじょうぶだよ、ゾウさん
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2005年11月発売】
1巻の「勇気」といい、2巻の「信頼」といい、少し難しいような気がするのですが、とても深みのある本だと思いました。
そして、1巻でヤクーバがライオンを介抱することまでしなかった理由が2巻でわかります。
お互いは男と野生の王者としてのプライドを尊重したのです。
だから、ヤクーバが飢えたライオンに牛の肉を届けた時、ライオンは立ち去ることを決意した。
ひもじくても、施しを受けてはいけないのです。
一番関心がある場所を先に書いてしまいましたが、2巻の圧巻はヤクーバとライオンのキブウェの闘いです。
ライオンはライオン一族のために闘わなければならない。
ヤクーバは人間のために闘わなければならない。
でも、お互いを傷つけないように自分を抑えます。
これほど難しいことはないでしょう。
間違って、傷をつけたら信頼は壊れてしまうかもしれない。
闘っているときでも相手を信じること。
子どもに伝えることは難しいかもしれませんが、大人にしてもこれほど相手を認めることはできないでしょう。
2巻の「信頼」は、とても崇高な絵本だと思いました。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子13歳)
【情報提供・絵本ナビ】