「セレブ妻」夫バラバラ殺害事件

法廷ライブ

産經新聞出版 扶桑社
産業経済新聞社　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2008年05月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784594056674

内容情報

[BOOKデータベースより]

捜査を通じて浮かんだ事件のキーワードは、「ＤＶ＝配偶者間暴力」でした。歌織被告は犯行を認めた上で、警察の調べに「夫からの暴力に耐えかねて殺害した」という趣旨の供述をしたのです。これに対し、弁護側は全く異なる構図だと法廷で訴えます。「ＤＶの連続で被告は精神的に追い込まれ、ＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）に陥り、自分の行動が制御できなかった」と。歌織被告は「強欲で自己中心的な悪妻」だったのでしょうか。それとも「迫害され、追いつめられて心の病んだ悲惨な妻」だったのでしょうか。歌織被告が心神喪失状態であったのなら、刑法の規定により、歌織被告は無罪となります。あなたが裁判員に選ばれたとしたら、この事件をどう裁きますか。

双方に愛人「セレブ夫妻」ドロ沼結婚生活の果てに
夫婦が互いに「浮気」を疑い、探り合い…
堕胎、束縛、口論、暴力、カネ…そして未練
離婚望んだのは被告？祐輔さん？母は「何度も要求した」
牧師と友人「ＤＶは継続していたと思う」
友人、親、親族を巻き込み…歌織被告が語る「地獄絵」
検察こだわる「で、なんで離婚しなかった？」
二人の父親が語った「事件で壊された人生」
予想外…精神鑑定医二人そろって「歌織被告は心神喪失」
幻覚、幻聴、幻臭…生々しい描写に覆われる法廷〔ほか〕

[日販商品データベースより]

「主文、被告、三橋歌織を懲役１５年に処する」。裁判制度導入まで、あと１年。あなたなら被告は無罪か、精神鑑定の信頼性を認めず厳罰を科すか。「セレブ妻」夫バラバラ殺害事件の公判の一問一答をすべて収録。