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[BOOKデータベースより]
差別撤廃闘争の全容を、現地での聞きとり調査を軸に克明に描出。運動の果した歴史的意義をアメリカ社会全体の中で浮彫りにする労作。
第1部 過渡期の地域闘争―一九五〇年代から六〇年代へ(ボイコットから「座り込み」へ―始動する一連の地域闘争としての南部市民権運動;「リトルロック学校危機」事件―一九五〇年代後半におけるもうひとつの「下から」の運動;「閉鎖社会」ミシシッピの胎動―「自由の夏」の歴史的前提)
[日販商品データベースより]第2部 南部地域闘争の高揚―動員と組織化をめぐって(オールバニー運動と持続的地域闘争―「挫折」神話の検証;バーミングハム闘争と複数の合意文書―地域社会の自主的解決努力と連邦政府の役割;「自由の夏」とミシシッピ自由民主党の挑戦―州全土に拡大した市民権地域闘争の成果検証の試み)
第3部 「事実上の」隔離との闘い―「ブラック・パワー」から真の自立化の模索へ(「シカゴ自由運動」と市民権運動の変容―マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの北部での地域闘争;ボストンの「バス通学」命令をめぐって―法廷闘争への回帰による地域的解決の試みとその限界;「その後」の地域闘争―法廷闘争への回帰、南部の「北部化」、そして黒人自立化運動)
アメリカの差別撤廃を求めた闘争の全容を、著者自身による現地での聞きとり調査や一次史料の検討を通じて、前史・後史を含め克明に描出。運動が果たした歴史的意義をアメリカ社会全体の中で位置づける労作。