- バイオ燃料で、パンが消える
-
食べ物を暖炉にくべる時代が幕を開ける
PHP paperbacks
- 価格
- 1,047円(本体952円+税)
- 発行年月
- 2008年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784569698342
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[BOOKデータベースより]
「讃岐うどんが一斉値上げ」と「ガソリンの価格高騰」。無関係に見えるこの2つの現象はリンクしている。そのキーワードは「バイオエタノール」。石油の枯渇、地球温暖化などの環境・エネルギー問題が世界的に不安視されるなかで、その救世主とも見なされているこの「環境にやさしい」燃料。しかし現実には、バイオエタノールを生産し消費することは、「パンを暖炉にくべる行為」に他ならない。このバイオエタノールという怪物の実態を、石油、温暖化、食糧問題、各国の政治的思惑から読み解き、人類がいかにして地球環境との折り合いをつけ、生き残っていくかを考察する。
第1章 パンを暖炉にくべる(バイオエタノールの危うさを理解するキーワード;バイオエタノールと各国の思惑)
[日販商品データベースより]第2章 バイオエタノールとは何か(バイオエタノールは何からつくられるのか;なぜ木材をエタノールにできないのか;バイオマスの全体像)
第3章 京都議定書とカーボン・ニュートラル(京都議定書はウソだらけ?;食糧のカーボン・ニュートラル性)
第4章 食糧はどうなっているのか(世界の食糧事情;日本の食糧事情)
第5章 私たちの生き残り作戦(海洋に資源を求める;温暖化を積極的に利用する;総合的に考えてみると……)
空腹の人の目の前で、パンを次々に暖炉にくべていく。それが“環境にやさしい燃料”と言われるバイオ燃料の実態。小麦を中心とした食糧の値上がりのカラクリを明かし、エコに隠された真実に鋭いメスを入れる。