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[BOOKデータベースより]
「人は事件によって動かされる」。少年法改正、裁判員制度、等、法律への関心が高まりつつある現在、心の専門職と法律家の協働が注目されてきた。実際の事件においても、心理カウンセラー・精神科医と弁護士が協力して児童虐待事件などに取り組むケースが増えてきている。本書は、非行・少年犯罪、いじめ、不登校、虐待、発達障害、DV、PTSDなど、あらゆるケースを引用し、法律家の眼から現代の心の問題を読み解こうとしたものである。著者は、クライアント、被告と向きあい、眼の前の事実を緻密に考え抜くという作業を積み重ねた結果、「誠実・信頼」の感覚に満ちた心の治癒にたどりつく。プラズマティックな目的意識から「法」と「心理」のコラボレーションを目指す新しい試みであり、司法・心理に関わる臨床家に必読の書。
序 心理療法と司法の協働
第1章 事実と「治癒」
第2章 「発達障害」の子らと「事件」―いじめ被害、解雇、非行
第3章 「子どもの自立」と自立援助ホーム
第4章 交通事故のPTSD訴訟
第5章 婚約破棄された青年の「対象喪失」
第6章 「中年クライシス」の離婚事件
第7章 虐待被害少女の「死と再生」
第8章 神戸児童連続殺傷事件の「審判決定(要旨)」を精読する
第9章 自己と向きあう内観療法
第10章 犯した罪に向きあうということ