- 暴力はどこからきたか
-
人間性の起源を探る
NHKブックス 1099
- 価格
- 1,067円(本体970円+税)
- 発行年月
- 2007年12月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140910993
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 動物たちは何をしゃべっているのか?
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2023年08月発売】
- 争いばかりの人間たちへ
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2024年10月発売】
- 日本の犬
-
価格:5,500円(本体5,000円+税)
【2024年11月発売】
- 「サル化」する人間社会
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2014年07月発売】
- ゴリラに学ぶ男らしさ
-
価格:902円(本体820円+税)
【2019年09月発売】
[BOOKデータベースより]
私たち人類は、争いの火種もその解消の術も、霊長類として進化する中で獲得してきた。六五〇〇万年前にこの地上に登場した霊長類。彼らは“食”と“性”をめぐる争いを、それぞれの社会性をもって回避してきたのだ。それを受け継ぐ人類は、家族という独自の社会を得るに至る。屋久島のニホンザルやコンゴ民主共和国のゴリラをはじめ、世界中の霊長類の姿を最新の研究成果から明らかにし、人類の社会性の起源に迫る。
第1章 攻撃性をめぐる神話(人類の進化史と攻撃性;狩猟仮説;暴力とは何か)
[日販商品データベースより]第2章 食が社会を生んだ(生物がともに生きる意味;食べることによって進化した能力;食物の違いがもたらすもの;ニッチとテリトリー;昼の世界が集団生活を生んだ;食物と捕食者の影響;食物をめぐる争いと社会性の進化)
第3章 性をめぐる争い(インセストの回避と社会の進化;ペア生活の進化;メスがオスの共存を左右する;母系と父系;娘と息子のゆくえ)
第4章 サルはどうやって葛藤を解決しているか(優劣順位とは何か;所有をめぐる争い;和解の方法;食物を分配する類人猿;性の相手は分けられない)
第5章 暴力の自然誌―子殺しから戦争まで(子殺しと社会の変異;人間はどう進化してきたか;家族と不思議な生活史;分かち合う社会;戦いの本質とは何か)
人間が仲間との間に起こす葛藤や争い、和解の方法は、霊長類として進化した時代に身につけた能力だった。サルたちの社会性と人類進化を追いながら、人間性の起源と暴力の結びつきを解き明かす。