- 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2007年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784334033927
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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beapea
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映画字幕(および吹き替え)の裏側がわかる軽い読み物。
字幕翻訳家の著者が、その舞台裏をつづった本。「セリフ1秒当たり3文字」という厳しい字数制限や、1本あたり1週間程度という短い締め切り、そして時に現場をわかっていない担当者を相手に、翻訳家がいかに日々格闘しているかが伝わってきます。字幕翻訳家を志している人は厳しい現実が、そうでない人は字幕(および吹き替え)のイロハがわかる本。
英語以外の言語の字幕を作る時の対応方法(英語の字幕翻訳家が他言語も対応しているとは知りませんでした)、また特に泣かせる映画ではない作品に無理やり泣かせどころを作ろうとする担当者との珍やり取り集など、本人の体験に基づく話は非常に面白く読めました。
しかし、タイトルにもなっている「日本語」への指摘は、過剰な丁寧語や絵文字の乱用への苦言といった、どこかで聞いたことがある話ばかり。「近所のおじさんが新聞の投書欄の片隅で日本語が変だと叫ぶ」とでも言うべき内容でした。言葉をプロフェッショナルとして扱う著者ならではの話を期待していただけに、残念でした。
全体的に、ざっくばらんな口調で書かれている一冊。字幕翻訳家の友人とカフェで愚痴まじりに仕事の話を聞くような感覚で読める、軽い読み物です。
[BOOKデータベースより]
映画の字幕翻訳は、普通の翻訳と大きく違う。俳優がしゃべっている時間内しか翻訳文を出せないので、セリフの内容を一〇〇パーセント伝えられない。いうなれば字幕は、「要約翻訳」なのである。映画字幕翻訳を始めて約二〇年、手がけた作品数は一〇〇〇本余りの著者が、外国映画翻訳の舞台裏、気になる日本語などについて綴る。
外国映画の翻訳二種
[日販商品データベースより]第三の映画翻訳
映画字幕の作り方
吹き替えの自由と苦労
ちがって当たり前
驚異の語学力
おしゃべりなメール文
句読点の苦闘
そんなに叫んでどうするの―「!」の話
ルビと混ぜ書き〔ほか〕
映画がこの世に誕生して1世紀余り。日本の字幕は世界一のレベルと言われる中、映画字幕翻訳を始めて約20年の達人が、外国映画翻訳の舞台裏、気になる日本語などについて独自の視点で語る。