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青弓社ライブラリー 46
青弓社 水内俊雄
戦後復興、高度経済成長、バブル…。戦後日本が辿ったのは開発の歴史だといっていい。いまなお全国で続く開発によって、私たちの日常生活や地域文化はどのように変容したのか。「開発」につきまとう“推進/反対”という価値判断から一歩距離を置きながら、経済・文化・政治・環境などのさまざまな場面で個人的な情念と社会的な利権との絡み合いとして問題化される「開発」のありようを、社会的・歴史的に定位する。国土開発の起源、郊外の発展、戦後日本の農村、沖縄の観光開発、グローバリゼーションにおける開発と文化の関係性などの多様な切り口から、開発と地域文化の今後の関係をどう考えていけばいいのかを指し示す論文集。
第1章 近代日本の開発政策(国土空間の開発をどうとらえるか;ネットワーキング化・均質化;資本形成の推移;個別公共土木事業;地方の声、帝都の論理;地域の変容)第2章 東京の郊外と住宅地の開発(江戸・東京の郊外と行楽地;郊外行楽と私鉄の開通;明治末期の都市化と「田園都市」の登場;「大東京」概念の形成と都市計画法の制定;世田谷線の開通と荏原郡第一土地区画整理組合の開発)第3章 戦後日本の農村と開発(過疎から戦後日本の農村と開発を考える;「過疎問題」の状況と認識;あらためて過疎を考える―何が日本の特徴か)第4章 観光開発と地域文化の変容(都市近郊の開発と地域社会;民俗学から観光開発を見る;自ら観光化をなしえた地域;観光化に直面する地域)第5章 グローバリゼーションのなかの開発と文化(寛容な社会の構築という開発・発展の前提条件;トルコにおける公正発展党の成立とその政策;グローバル化と国家イメージの再構築)
いまなお全国で続く開発は、私たちの日常生活や地域文化をどう変容させたのか/させなかったのか。個人的な情念と社会的な利権との絡み合いとして問題化される「開発」のありようを、推進/反対という価値判断から距離をとって社会的・歴史的に精査する。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
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[BOOKデータベースより]
戦後復興、高度経済成長、バブル…。戦後日本が辿ったのは開発の歴史だといっていい。いまなお全国で続く開発によって、私たちの日常生活や地域文化はどのように変容したのか。「開発」につきまとう“推進/反対”という価値判断から一歩距離を置きながら、経済・文化・政治・環境などのさまざまな場面で個人的な情念と社会的な利権との絡み合いとして問題化される「開発」のありようを、社会的・歴史的に定位する。国土開発の起源、郊外の発展、戦後日本の農村、沖縄の観光開発、グローバリゼーションにおける開発と文化の関係性などの多様な切り口から、開発と地域文化の今後の関係をどう考えていけばいいのかを指し示す論文集。
第1章 近代日本の開発政策(国土空間の開発をどうとらえるか;ネットワーキング化・均質化;資本形成の推移;個別公共土木事業;地方の声、帝都の論理;地域の変容)
[日販商品データベースより]第2章 東京の郊外と住宅地の開発(江戸・東京の郊外と行楽地;郊外行楽と私鉄の開通;明治末期の都市化と「田園都市」の登場;「大東京」概念の形成と都市計画法の制定;世田谷線の開通と荏原郡第一土地区画整理組合の開発)
第3章 戦後日本の農村と開発(過疎から戦後日本の農村と開発を考える;「過疎問題」の状況と認識;あらためて過疎を考える―何が日本の特徴か)
第4章 観光開発と地域文化の変容(都市近郊の開発と地域社会;民俗学から観光開発を見る;自ら観光化をなしえた地域;観光化に直面する地域)
第5章 グローバリゼーションのなかの開発と文化(寛容な社会の構築という開発・発展の前提条件;トルコにおける公正発展党の成立とその政策;グローバル化と国家イメージの再構築)
いまなお全国で続く開発は、私たちの日常生活や地域文化をどう変容させたのか/させなかったのか。個人的な情念と社会的な利権との絡み合いとして問題化される「開発」のありようを、推進/反対という価値判断から距離をとって社会的・歴史的に精査する。