国家神道再考

祭政一致国家の形成と展開
久伊豆神社小教院叢書　４

弘文堂
阪本是丸　

• 価格: 6,600円（本体6,000円＋税）
• 発行年月: 2006年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784335160479

内容情報

[BOOKデータベースより]

国家神道論の淵源と成立過程を歴史的に追究。近世・近代における「国家と祭祀」、「祭政一致」の歴史的実像を探り、国家神道論に新たな視座を提示。

神籬磐境考―垂加神道の祭政一致観
近世に於ける祭政一致思想の展開―垂加神道より水戸学へ
近代神宮への道程―御巫清直の思想と古儀復興
幕末維新期における祭政一致観―会沢正志斎と国学者をめぐって
国学者における教化思想の諸相―浦上キリシタン問題と「教」の可能性
上地事業における境内外区別
明治八年大教院の解散と島地黙雷
帝国憲法成立期における祭教分離論
明治末期における神社整理と井上友一―内務官僚と「神社中心説」をめぐって
国家的神道と国民道徳論の交錯―加藤玄智の「国体神道」の意味
国家神道体制成立以降の祭政一致論―神祇特別官衙設置運動をめぐって

[日販商品データベースより]

国家神道とは何だったのか。國學院大學に関係する若手研究者が結集して、近世・近代における「国家と祭祀」「祭政一致」に関して歴史的に追究。国家神道論に新たな礎を築く学究的論文集。