- 真説ザ・ワールド・イズ・マイン 1
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エンターブレイン KADOKAWAエンターブレイン
新井英樹- 価格
- 1,408円(本体1,280円+税)
- 発行年月
- 2006年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784757729209
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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もんもんもん
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「ワールドワールドイズマインは道徳の教科書です」
「ワールドワールドイズマインは道徳の教科書です」冒頭のインタビューで作者はそう語っている。
それぞれの国のエゴで戦争する世界。それでも殺人はいけないという矛盾だらけの世界。
法や宗教で決められたことがなんの意味もなく真実である世界。
いったい何が正しい世界なのか?そんな疑問を一度でももったこのある人にとっては
この漫画は確かに、道徳の教科書なのかもしれない。
主人公モンは、人を殺し、女を犯し、破壊する。
そして、「俺は俺を肯定する」とキラキラした純粋な目で言う。
謎の巨大熊ヒグマドンは、人を殺し、圧倒的な力で破壊する。
そして、つぶらな瞳で吠える。
この2つの圧倒的な破壊に対して、世界は抗う。
おそらく、破壊に抗う世界は正しい。
しかし、世界に対して、この2つの破壊は圧倒的に純粋だ。
(何が純粋か?言葉では言えないその純粋さがこの漫画には終始描かれている。)
では正しさとはなにか?
そして、モンは最後「抗うなすべては繋がっている」という。
そして、ヒグマドンはすべてを覆い尽くそうとする。
ここだけ見るとただの思想に狂ったテロリストの思想と変わらない。
しかし、なぜか惹かれてしまう。
おそらくそれは、2つの破壊のプリミティブな力なのだと思う。
「ワールドワールドイズマイン」
それはとても危険で純粋な道徳な教科書なのだと思う。