総合防災学への道

京都大学学術出版会
萩原良巳　岡田憲夫　多々納裕一　亀田弘行　

• 価格: 5,720円（本体5,200円＋税）
• 発行年月: 2006年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784876986774

内容情報

[BOOKデータベースより]

災害の実態を見据える。危険に対する人間の偏見を知る。そうして事前の警戒力を高め、臨機応変に非常時へ対応できるコミュニティをつくる。従来型の建物を丈夫にし、避難空間や避難経路を確保するだけではなく、日常的にはアメニティを確保するなど環境の質を向上させるハード面での整備はもちろん、人と人のつながりを強めるソフト面での「まちづくり」を考える。防災を総合的に考え、行政と地域住民が協働で防災に取り組むことにより、災害に強い社会を目指す。

第１章　総合防災学へのＰｅｒｓｐｅｃｔｉｖｅ（生命体システムとしてみた都市・地域と総合防災；生命体の多様性―身の丈を知る知恵と相互扶助の知恵　ほか）
第２章　防災情報論（防災情報とは何か；災害リスク情報の認知と減災行動　ほか）
第３章　防災まちづくり論（防災まちづくりのためのモデル；伝統構法木造住宅の耐震設計・耐震補強　ほか）
第４章　防災環境論（環境と防災；京都の水辺の歴史的変遷と防災　ほか）
第５章　防災行動論（行動としての防災学；災害ボランティアの現状　ほか）

[日販商品データベースより]

京都大学防災研究所の研究者たちが、総合防災学の確立を目指した１０年間の成果をまとめた書。総合防災学へのＰｅｒｓｐｅｃｔｉｖｅ、防災情報論、防災まちづくり論、防災環境論、防災行動論の５章から構成。