- 喧嘩両成敗の誕生
-
- 価格
- 1,815円(本体1,650円+税)
- 発行年月
- 2006年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784062583534
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 室町社会の騒擾と秩序 増補版
-
価格:1,859円(本体1,690円+税)
【2022年10月発売】
- 戦国大名と分国法
-
価格:1,012円(本体920円+税)
【2018年07月発売】
- 室町は今日もハードボイルド
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2021年06月発売】
[BOOKデータベースより]
中世、日本人はキレやすかった!大名から庶民まで刃傷沙汰は日常茶飯、人命は鴻毛のごとく軽かった。双方の言い分を足して二で割る「折中の法」、殺人者の身代わりに「死の代理人」を差しだす「解死人の制」、そして喧嘩両成敗法。荒ぶる中世が究極のトラブル解決法を生みだすまでのドラマ。
プロローグ―現代に生きる喧嘩両成敗法
[日販商品データベースより]第1章 室町人の面目
第2章 復讐の正当性
第3章 室町社会の個と集団
第4章 室町のオキテ―失脚者の末路をめぐる法慣習
第5章 喧嘩両成敗のルーツをさぐる―室町人の衡平感覚と相殺主義
第6章 復讐の衝動―もうひとつの紛争解決策
第7章 自力救済から裁判へ―喧嘩両成敗の行方
エピローグ―「柔和で穏やかな日本人」?
中世、日本人はキレやすかった!大名から庶民まで刃傷沙汰は日常茶飯、人命は鴻毛のごとく軽かった。双方の言い分を足して二で割る「折中の法」、殺人者の身代わりに「死の代理人」を差しだす「解死人の制」、そして喧嘩両成敗法。荒ぶる中世が究極のトラブル解決法を生みだすまでのドラマ。
【目次】
プロローグ 現代に生きる喧嘩両成敗法
第一章 室町人の面目
笑われるとキレる中世人
殺気みなぎる路上
反逆の心性
第二章 復習の正当性
室町人の陰湿さ
「親敵討」の正当性
復讐としての切腹
第三章 室町社会の個と集団
アジールとしての屋形
武装する諸身分
復讐の輪廻
第四章 室町のオキテ−−失脚舎の末路をめぐる法慣習
公認された「落ち武者」狩り
失脚者に群がる人々
「流罪」の真実
第五章 喧嘩両成敗のルーツを探る−−室町人の衡平感覚と相殺主義
「二つの正義」の行方
「目には目を」−−中世社会の衡平感覚と相殺主義
「折中の法」
中人制と解死人制
第六章 復讐の衝動−−もうひとつの紛争解決策
能「正儀世守」を読む
室町幕府の本人切腹制
室町幕府の苦悩
第七章 自力救済から裁判へ−−喧嘩両成敗の行方
分国法のなかの喧嘩両成敗法
統一政権と喧嘩両成敗法
赤穂事件−−喧嘩両成敗法への憧憬
エピローグ 「柔和で穏やかな日本人」?
註
あとがき
索引