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【2013年10月発売】
[BOOKデータベースより]
この本は、人間の立体知覚にかかわるイリュージョンを、目の機能をコンピュータに代行させようとするコンピュータビジョンの立場から、数理的に眺めようとしたものである。その基礎にあるのは、光りが直進することと、同一の投影図をもつ立体は無限に多く存在することという、二つの幾何学性質のみである。数理的アプローチを取ることによって、これらの出発点から、多様な知覚現象を統一的に理解できると同時に、新しい状況で起こるであろう知覚現象を予測することもできる。これを利用して、新しいイリュージョンの創作も試みる。立体の知覚・認識に関わる心理的分野に興味を持つ人、建築・彫刻などの立体芸術・美術分野に興味を持つ人、舞台装置などにかかわる人、コンピュータによる立体認識に興味を持つ人、手品の種などのトリックに興味を持つ人など、広い範囲の読者に楽しんでもらえるであろう。
遠近法
[日販商品データベースより]遠近法と射影幾何学
立体視の三つの原理
遠近法と錯視
視点のマジック
凹凸逆転の術
不可能物体の描き方
不可能物体の作り方
不可能な物理現象の創作
両眼立体視とイリュージョン
運動立体視とイリュージョン
鏡のマジック
立体の知覚・認識に関する錯視を数理的に理解する枠組みを与え、それに基づいてさまざまな視覚現象を整理・説明しています。
立体の知覚は人間の基本的な視覚能力ですが、2次元の網膜像にはそもそも奥行きの情報が欠けているため、立体を知覚するときには、私たちは予備知識や先入観などの情報を付加して網膜像を解釈しています。したがって、立体の知覚自体が偉大なイリュージョンである、ということができましょう。
このような視点に立って、普通の知覚と錯視とを同一の数理的原理に基づいて理解しようというのが、この本の特色です。数理を用いる利点の一つは新しい状況で何が起こるかを予測できることですが、これを利用して、新しいタイプの立体錯視の可能性も探ります。
立体の知覚・認識に関わる心理的分野に興味を持つ人、建築・彫刻・現代アートなどの立体芸術分野に興味を持つ人、手品の種などのトリックに興味を持つ人など、広い読者に楽しんでいただける奥深い書です。