仁科芳雄 新装版

日本の原子科学の曙

みすず書房
玉木英彦　江沢洋　

• 価格: 4,180円（本体3,800円＋税）
• 発行年月: 2005年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784622071686

内容情報

[BOOKデータベースより]

１９２０年代のヨーロッパ。量子力学の新理論が澎湃として湧き起こる現場に飛び込み、科学史の転換点をつぶさに見とどけたひとりの日本人がいた。仁科芳雄、彼は、日本における原子核物理学のパイオニアとして広くその名を知られる。本書は、この学問の黎明を仁科とともに体験し、今日にいたる多彩な展開をみずから担ったひとびとによる、貴重な証言集である。

仁科芳雄博士小伝
１　時代（仁科先生；理研時代と日本の物理学；コペンハーゲンの仁科博士　ほか）
２　研究（研究の日々；理論研究；霧箱による宇宙線の研究　ほか）
３　回顧（叔父・仁科芳雄の思い出；仁科さんと父の回想；日常の生活　ほか）
仁科芳雄年譜
仁科芳雄に関する参考文献
仁科芳雄学術論文リスト

[日販商品データベースより]

原子核物理学の黎明を、この学問のパイオニア・仁科芳雄と共に体験し、今日に至る多彩な展開を自ら担った人々による貴重な証言集。２０世紀科学のあり方を考えるとき、欠かせないドキュメント。