産廃ビジネスの経営学

ちくま新書　５６１

筑摩書房
石渡正佳　

• 価格: 748円（本体680円＋税）
• 発行年月: 2005年10月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784480062611

内容情報

[BOOKデータベースより]

わが国最大の環境問題である「不法投棄」。これをただエコロジーの観点から分析しているだけでは、根本的な答えは見えてこない。アウトローは、「必要悪」として社会システムに組み込まれた「もうひとつの経済現象」なのである。本書では、日本の経済・行政・政治の構造を典型的に映し出す「環境アウトロー」の世界で産廃Ｇメンとして画期的な実績を残してきた著者による、まったく新しい経営・経済論。アウトローの構造を徹底的に解剖し、それをベンチャー化することによって、「必要悪」を、「必要ビジネス」へと転換させる処方箋を提供する。

序論　アウトローはなくせる
第１章　軽油密造シンジケート
第２章　アウトローは二重性につけこむ
第３章　不法投棄ゴールドラッシュ
第４章　警察と行政の問題構造
第５章　情報がアウトローを封じ込める
第６章　アウトローが使う経済学
第７章　ベンチャーによるアウトローの超克
第８章　環境アウトローに業界再編を仕掛ける

[日販商品データベースより]

「環境アウトロー」の世界で産廃Ｇメンとして活躍してきた著者による、まったく新しい経営・経済論。産廃ビジネスを経営学的なアプローチから分析し、それらをベンチャービジネスに転化する処方箋を提示する。