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[BOOKデータベースより]
メディア・コミュニケーションの急激かつ広範な展開は人と社会をどのように変えていくのか―神と人とをつなぐメディアとして「布」を位置づけ、マス・メディア世界の構造を認識論の視点から分析し、その巨大化と情報の寡占化の問題点を論じ、映像の認知処理のメカニズム、テレビのイベント・メディア化の意味、広告の社会的機能、権力に組み込まれたメディアの実態を考察し、さらにはハーバマス『事実性と妥当性』の検討におよぶ。
第1章 メディアとしての布
[日販商品データベースより]第2章 客観報道における「客観」とは何か?
第3章 米国報道メディアと市場ジャーナリズム
第4章 ストーリーと切断技法の映像認知における役割
第5章 イベント・メディア化するテレビ―「ウォーターボーイズ」論
第6章 広告コミュニケーションの変容と消費社会
第7章 世論・メディア・政府―近代日本における「見取り図」を描くために
第8章 情報環境の権力構造―情報の秘匿と公開
第9章 コミュニケーション的行為論と民主主義―ハーバマス『事実性と妥当性』の一考察
メディア・コミュニケーションの急激かつ広範な展開は、人と社会をどのように変えていくのか。本書ではメディア・コミュニケーションの構造と機能、その制約と可能性の追究を試み、多様な角度から議論を提起する。