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[BOOKデータベースより]
空気の熱などの未利用エネルギーを熱源にする「ヒートポンプ」の飛躍的なCOP向上と利用可能な分野の広がりは、従来のエネルギー構造に変革をもたらす可能性が極めて大きいものと思われます。ヒートポンプは、必要な時に必要な熱エネルギーを自在にくみ上げることができるほか、蓄熱槽と組み合わせると、あらかじめ必要とされる熱エネルギーを蓄えることで効率のよい運転ができます。例えば、将来、住宅の省エネルギーがいっそう進むと、わずかな消費電力で住宅1軒の全館冷暖房が可能になるかもしれません。また、時間をかけてお湯を沸かすヒートポンプ給湯機も瞬間湯沸しが可能になるかもしれません。お風呂の残り湯の熱エネルギーを、給湯や暖房にヒートポンプでリサイクルすることも行われ、さらに、冷房排熱を利用した暖房・給湯システムなど高機能化も進むでしょう。京都議定書の目標を達成するために2010年にヒートポンプ給湯機520万台、高効率空調機12000台普及させることは決して大げさな目標値ではありません。なぜなら、すでに技術は確立しているのです。要はヒートポンプを積極的に採用するよう国、企業、国民が努力することなのです。
ヒートポンプとは?
[日販商品データベースより]地球温暖化とヒートポンプ
都市と地球の環境にやさしいヒートポンプ
住宅で使われるヒートポンプ
ビル・店舗で使われるヒートポンプ
都市再開発・工場で使われるヒートポンプ
ヒートポンプの原理
ヒートポンプの種類と特徴
冷媒の種類と環境性
蓄熱システム
こんなにあるさまざまなヒートポンプ
ヒートポンプを取り巻く社会環境
環境・エネルギー対策の切り札「ヒートポンプ」。その原理から応用、身近に使われるエアコンから様々な分野で利用されている最先端の製品について解説。左ページにイラスト、右ページに解説の読みやすい本。